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密教秘伝 西遊記・全百回   掛川東海金著 第一回 石から猿が生まれ、孫悟空と名づけられる

『文殊菩薩』『西遊記』孫悟空の原型 

密教秘伝 西遊記・全百回   掛川東海金著


第一回   石から猿が生まれ、孫悟空と名づけられる

 

 天地が始まってから、人間が現れたころ、世界は四つの大陸に分かれており、その中の東勝(とうしょう)神州(しんしゅう)と言うところに、傲来(ごうらい)(こく)という国があり、近くの大海の中に花果山(かかざん)という山がありました。 

 花果山の頂上には、12メートルほどの仙石があり、天地が開けて以来、天地の精を吸い続け、中に卵を孕んで成長を続けておりました。

 卵はどんどん大きくなり、ある日遂に石が裂け、石の卵の中から猿が生まれました。

 この石猿は、並外れた知能と体力を持ち、猿の群れに溶け込んでいましたが、ある日滝の奥にある(すい)(れん)(どう)という格好の隠れ家を発見すると、猿の王様になり、自ら美猴(びこう)(おう)と名乗り、毎日楽しく暮らしました。

 ところが、今は天敵も束縛も無く、安全な場所で自由気ままに暮らしているものの、老い衰えていつかは死ぬ運命に気が付き、楽しめなくなってしまいます。

 群れの中に知恵のある猿がいて、死なないものは、仏、仙人、神、の三者だと言います。

 仏や神になるのは無理として、仙人なら何とかなるだろうと、石猿は旅に出て、十年ほどの後、ついに、()菩提(ぼだい)祖師(そし)という仙人に出会います。

 入門に当たり、仙人は猿に名前を聞きますが、石から生まれたので親もなく、姓も無ければ、名もないと知り、姓名を授けてくれることになり、

 姓は(そん)、名は()(くう)、と、名付けられました。  

  孫悟空は大喜びで入門し、仙人の修行に励むことになりました。

 

 

 

 

「東勝神州」の「傲来国」というのは、東にある優れた文明と自負する傲慢な国、つまりは中国のことであり、「花果山」とは、「花が咲いて果実となる山」ですから、やれば必ず成果が出る、という意味です。つまり、中国の素晴らしい「密教」という意味を含んでいます。

 「石」から「猿」が生まれたという意味は、「石」は「頑石」で洗練されない人間の本性、「猿」は「心猿」で心のこと、つまり、中国において、「密教」が、洗練されない人間の本性から心を生まれさせる、というものです。

 

 中国において密教は、唐末から宋時代にかけて弾圧され、元時代には、ラマ教つまりチベット密教が国教として保護されましたが、学習できたのはモンゴル人に限られ、中国人のごく一部だけが習得して、秘かに信仰を広めました。

元が滅んで明時代に入ると、さらに酷く弾圧され、在家居士たちは、隠れて信仰を深め、特に中国南部の江南地方において広まったものを、南華(なん げ )密教(みっ きょう)と言います。

 孫悟空が弟子入りした仙人、須菩提祖師というのは、実は仙人では無く、釈迦の十大弟子のなかでも、「()(くう)第一(だいいち)」つまり「空」について最もよく理解した弟子、と言われています。 

 「孫悟空」の「()(くう)」は、「空を悟る」という意味であり、「()(くう)第一(だいいち)」の須菩提の弟子だから、そのように名付けられた、ということが解ります。

 

 「仏の道」に入った、孫悟空の歩みとともに、南華密教の修行ができるように、仕組まれたのが、『西遊記』という小説のテーマです。



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