
吉本隆明氏を追悼する 十二縁起ー空と疎外-「悟り」へ
3月16日 吉本隆明氏の命日に当たり、吉本隆明氏を追悼し、過去記事を再掲します。 ご存知ですか? 3月16日は吉本隆明の命日です | 文春オンライン2017/03/16 2012年3月16日、詩人・評論家の吉本隆明が87歳で死去した。1924年、東京の下町・月島の船大工の家に生まれた吉本は、戦後は40代半ばまで会社勤めをしながら、文筆業と二足のわらじの生活を送る。この間、労働争議が原因で会社をやめ、失業した経験も持つ。大学か...
3月16日 吉本隆明氏の命日に当たり、吉本隆明氏を追悼し、過去記事を再掲します。 ご存知ですか? 3月16日は吉本隆明の命日です | 文春オンライン2017/03/16 2012年3月16日、詩人・評論家の吉本隆明が87歳で死去した。1924年、東京の下町・月島の船大工の家に生まれた吉本は、戦後は40代半ばまで会社勤めをしながら、文筆業と二足のわらじの生活を送る。この間、労働争議が原因で会社をやめ、失業した経験も持つ。大学か...
2022.05.11 記 二首ともに、秋の句ですが、 昨夜BS4の「ぶらぶら美術・博物館」という番組で、初夏の建長寺を訪れるという企画があり、中でも、山田五郎さんの解説が面白く、 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」という、正岡子規の最も有名な俳句は、 夏目漱石の「 鐘つけば銀杏散るなり建長寺」を本歌とするもの、というお話。 「 鐘つけば銀杏散るなり建長寺」は、1895年9月、松山の新聞紙上に掲載されたも...
何かがあたったように、窓ガラスに小さな音が一つ、つづいて、上の窓から人が砂粒をまいたかのように、ゆたかな量感の、さらさらとした落下、ついでその落下はひろがり、そろって、一つのリズムをおび、流となり、ひびきとなり、音楽となり、無数にひろがり、くまなく四面に満ちた、―雨だった。(マルセルプルースト作『失われた時を求めて』井上究一郎訳・筑摩世界文学大系より) 小さな音が窓ガラスにして、な...
新刊!発売中!! 南華密教 功法入門 カラー図版多数掲載 掛川東海金著 売価22,000円(税込) 張明澄記念館 「序論」より 南華密教について 仏教の開祖、お釈迦様は、紀元前六世紀ごろインド北辺の貴族の家に生まれ、妻子を儲けましたが、道を求めて出家し、「悟り」によって仏陀と仰がれ、仏教が誕生しました。 ...
『文殊菩薩』『西遊記』孫悟空の原型 密教秘伝 西遊記・全百回 掛川東海金著 第一回 石から猿が生まれ、孫悟空と名づけられる 天地が始まってから、人間が現れたころ、世界は四つの大陸に分かれており、その中の東勝(とうしょう)神州(しんしゅう)と言うところに、傲来(ごうらい)国(こく)という国があり、近くの大海の中に花果山(かかざん)という山がありました。 花果山の頂上には、12メー...
如何是仏「乾屎橛」なぜ糞の棒が仏なのか「雲門屎橛」は、「超仏越祖」に「餬餅」と答えた「雲門餬餅」に並ぶ、雲門文偃禅師の問答のなかでも最も有名なものですが、実は、あまり理解されていない「公案」です。 無門関第二十一則雲門屎橛原文)雲門、因僧問如何是佛、門云乾屎橛読方)雲門、僧の如何なるや是れ仏と問うに因み、門云わく乾屎橛と意味)雲門禅師が、弟子の僧から「仏とは何ですか」と問われたのに答えた。雲門...
牧牛図 印度學仏教學研究 日本印度学仏教学会 発行 よりhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk/59/2/59_KJ00007183114/_pdf この文章の主旨は、題名の通り「色」は「物質」とか「物質的現象」とか訳されているのは間違い、というもので、これは当ブログの「『般若心経は間違い』の間違い」などの記事で主張してきた内容と符合するものです。 この記事のなかで「牧牛経」について書か...
近頃、10年余りも前に出たスマサーラ長老の本を真似して、「般若心経は間違い」という主張をしている論者がいるそうです。 それに対して何の反論もできない日本仏教は情けないものですが、自分たちも「般若心経」を理解していなかった、つまり「空」を理解していなかったのですから、仕方がありません。 以下の記事を読めば、スマナサーラ長老の主張の間違いや正しいところも理解でき、『般若心経』の正しい理解、つまりは「...
ご自分の守護仏を知りたい方は、コメント欄に生年月日、性別、出生時刻、出生地、氏名(ハンドルネーム可)メールアドレス、それからご意見ご感想など、“コメント”も必ず書き込んでください(公開されません)お悩みごとなどにもできる範囲でご返答致します。または showayweb〇msn.com までメールで(〇を@に換えてください) 如来蔵‐守護仏による救済 ...